ソープランドにサウナがある不思議
ソープランドでは性行為は可能ですが、その実態は浴湯業であるため公衆浴場としての許可を得る必要があります。またソープランドの新規開業は非常に難しいので、既にあるお店の経営権を取得する方法がもっとも一般的。
そもそもの営業スタイルが個室内での自由恋愛という一風変わった設定。だからこそ警察の摘発が多く、また風営法がその開業にも大きな影響を与えているといわれています。
ソープランドの営業許可を含む実態に興味を持つ男性客は少ないと思いますが、遊んでいると面白い発見をすることもあるはずです。
そのうちの一つとして挙げられるのが、サウナの設置について。お風呂屋さんにサウナ……。なぜでしょうか?
確かに健康ランドやゲイ男性のメッカである発展場などにはサウナを併設しているところも多いですが、ソープランドの場合は公衆浴場法によってその設備が必要不可欠だったことが背景にあります。
すでにその法律自体が改正されているため、全てのソープランドでサウナ設備が残っているわけではありませんが、特に老舗のお店では未だに入浴設備の一つとして簡易式のサウナが鎮座している店舗も残っています。
ソープランドのサウナマシンはほぼ稼働せず!
高級個室サウナと呼ばれていた、ソープランド黄金時代もありました。サウナ施設はまさにその名残りといってもいいでしょう。
サウナの有無がソープランドの格を決めるということはありませんが、今でも昔を懐かしむ男性客は、法律改正後もサウナがあるソープランドへ出入りしているとかしていないとか……。
個室や浴室の片隅に埃を被って簡易サウナが設置されていたら、それはそれで面白い風俗史の発見といえますが、気になるのはそれが実際に利用可能か否かということ。
昭和によく見かけた若干かさばるタイプのサウナマシンは、赤や白色の時代を感じさせるもので、基本的に今はほぼ稼働していないのが現状です。(上部に穴が空いており、そこに首だけ出してサウナを体感するという代物になります)
サウナマシンがきちんと店内に設置されていれば、全うなサービスをしているんだなと、当局もそれ以上は突っ込まないわけです。
逆にそれがない場合は、どんな施術を個室内でしているんだ!と大目玉を食らうわけですね。
ソープランドのサウナマシンは建前上の理由だけで設置されただけなので、昔からサウナマシン自体が使われることはほぼなく、今ではソープで働く女の子も黒服も利用方法を分かっていません。
今サウナが残っている店舗は何度も行われてきた改装を経て、そこにジッと佇んでいるわけなので、スイッチ自体はオンにできたとしてもサウナマシンとしての正しい機能が期待できるかは未知数です。
令和の現代においてソープランドのサウナマシンは時代の生き証人、置物もしくは物置として利用されることがほとんど。
若いソープ嬢はその存在自体知らなかったり、それがサウナマシンとは気づかず毎日お仕事に没頭している、そんな子も多いといいます。時代の流れを感じずにはいられませんね!
ソープ嬢はサウナに関心なし
ソープランドの中には、今でも個室サウナと自らのお店を形容しているところがあるようです。確実なことはいえませんが、昔の呼び名をそのまま利用している店舗の場合は、サウナマシンが残っている可能性あり。
逆に比較的歴史の浅いお店の場合は、そもそも営業開始段階からサウナマシンを置いていない場合も多いはず。
前項でも触れていますが、サウナマシンが残っていればパネマジなく女の子と遊べる、プレイの満足度が上がるというわけではもちろんありません。
あくまで個室サウナ時代の名残りがあるかないかというだけの話なので、ソープランド選びをするときは、そこまでサウナマシンの幻影に捕われる必要はありませんよ。
また、前述のようにソープ嬢自体もその存在、使い方を知らない子がほとんどです。(特にソープ歴が短い子、若い女の子)
そのため、なんの知識もない女の子にソープランドの博識ぶりを伝えながら、サウナマシンのイロハを説明したら、「きゃあ、そうなんですね」と口では関心しながらも、内心では何を偉そうにと嫌がれる可能性大!
ついついソープランドが歩んだ歴史を共有したくもなりますが、ソープ嬢のほとんどは無関心のお話ですので、そこは敢えて触れず、普通のスモールトークで話に華を咲かせた方がベターです!